アルテカは新たな需要を創造したと2ch(2ちゃんねる)で知りました

私は、一代で名を成すような会社経営者になるためには、新たな需要を作り出せるかどうかが鍵になるのではないかと考えています。既存の市場に参入していくと、そこにはすでに多くのライバル会社がひしめいているわけで、そのライバル会社との熾烈な競争を強いられてしまいます。このような既存の市場での競争では、得てして資金力のある大会社などが勝利を収めてしまうことが少なくないと2ch2ちゃんねる)でも見かけます。体力のない会社は結局敗北して倒産に追い込まれてしまうでしょう。経営体力に自信のない会社は、このような既存市場で戦うのではなく、知恵を絞って新たな需要を創出する戦略でいった方が得策ではないでしょうか。
その好例が野村紘一さんの超高級マンション販売です。野村紘一さんは、マンションなどの建設・販売を行っている会社の代表をされている方ですが、業界では超高級マンションを日本で初めてつくった男として知られています。超高級マンションというジャンルは、この野村紘一さんという方が切り拓いたといっても過言ではありません。彼が超高級マンションの販売を始めたのは、1970年代半ばころで、その当時の日本の住環境は今よりもずっと遅れていて、超高級マンションなんて一棟も存在していなかったそうです。つまり超高級マンションなどという市場はまったく存在していなかったわけですが、野村さんはそこにいきなり高級マンションを売り出して、新たな市場を作り出してしまったわけです。
この高級マンションはどんどん売れて、野村さんはたちまち時代の寵児となりました。新たな市場なのでライバル会社もいないですし、高級マンションはおそらく利益率もかなりいいでしょうから、かなり儲かったと思います。やはり一代で名を成すためには、このような新たな需要を創造する戦略が一番でしょう。新たな需要を創造できる人間になるために大事なのは、他人の真似をしないことです。野村紘一さんも、二度と同じマンションはつくらないというのが信条だとおっしゃっています。